株式会社古川電気工事の古川 統規です。
会社としての方針や僕が考える働き方について、出会う方々に話しをしたりするのですが伝えたい思いがたくさんありすぎ伝えきれない!そんな思いからこの場をお借りして

【ベース】古川電気の基本的な考え方
【成 長】働くうえで、どういう人材になってほしいか
【独 立】電気工事士として独立していくことについて

3部構成で会社として、僕個人としての思いを書こうと思います。

【ベース】古川電気の基本的な考え方

「社員が安心して、長く働き続けられる会社」を目指しています。具体的には下記2点に取り組んでいます。

①給料がしっかりしている
給料は前職での経験や実力の他に年齢なども考慮して提示しています。
そして業界や職人の相場・常識等にとらわれることなく、毎年の昇給の他に賞与は年3回(※業績による)と会社で出た利益をしっかり還元します。
また、仕事で使用する道具なども個人で負担させることはありません。
参考例:社員(※未経験スタート)三年目で年収約450万円、次年度も昇給予定です。

日々誠実に確実に仕事をしていけば、まわりまわって必ず自分が報われます。

➁一人一人に過度の負担がかかりすぎない
長く安心して働いてほしいという観点から、個人に精神的な負担がかかりすぎないという点に気を配っています。
他の会社などによっては、社員一人に現場の担当をつけて最初から最後まで任せる場合があります。 どれだけ給料が周りより良くても、精神的に追い詰められて毎日現場に行くのが嫌だったり、忙しすぎて朝から晩まで仕事に追われていたりするときっと毎日の生活が楽しくないですよね。
そこで古川電気では現場ごとに担当をつけるのではなく、社員・応援の職人さん全員で各現場をやりきるような形をとっています。
ウチに係る全員が各現場の進捗状況をだいだい把握し全員野球で乗り切っています。あまり効率が良くないように感じるかもしれませんが、社員・応援の職人さんが各現場の進捗や今後の進め方を話し合っている顔つきなどを見ると、今のところこのやり方で間違いはないのかなと考えています。
また、残業や日曜日などの休日出勤はほとんどなく平日は遅くても17時には現場から帰れるように指導しています。17時半に会社にいないと社長から早く帰ってこいと電話があります。
8時から17時まで全力で働き、第二・四土曜日と日曜日は絶対休むぞ!って気持ちで仕事のオンオフをはっきりさせたいです。

【成 長】 働くうえで、どういう人材になってほしいか
一職人としての基本的な技量を日々高めていきながら、手の動きは1秒でも早く、少しでも簡潔にできるような工夫など頭の使い方も求めます。
また、電気工事に加えてルームエアコン、業務用エアコン、電話、LAN、シーケンス、マグネットなど様々な工事にも臨機応変に対応できる高い技術、深い知識を持った職人に成長できるように指導していきます。
そして一番成長を見せてほしいのは「笑顔」です☺
建築工事の最中は急な変更・やり直しなど無理難題を言われることが多いです。誰だってやり直しは辛いし、無駄だし、面倒だと思います。そんな時に笑顔で元気よく「はい!わかりました!!」と言えることです。嫌な場面でこそ笑顔で対応することが、長期的に見て自分のためだけでなく会社の仲間のためになると信じ、ベストな振る舞いができる理性的で賢い職人になってほしいです。手前味噌ですがうちの社員はこの対応ができているので、みんな現場で非常に好かれています。先輩を見習えばこの「笑顔」の対応は身についていくはずなので心配ご無用です。

【独 立】 電気工事士として独立していくことについて
現在40歳位の職人さんは一人前になったら独立していくのが当たり前の風潮でした。
ある程度自分のお客さんがつけば十分にやっていける、いや場合によっては会社員時代よりも旨味があったからです。しかし今ではインターネットの普及により照明器具1個エアコン1台だけでなく取付工事まで相場が調べられるようになってしまいました。ネットで物を買うだけでは無く、安くて簡単に職人の手配ができるインターネットのサービスも出てきました。そのせい(おかげ?)で現状はどんどん工事の単価が落ちてきています。
言い換えれば、それだけ儲けることが難しくなってきたのです。
そんな中、独立している職人さんは仕事が切れないようにハウスメーカーや家電量販店などに下請けとして流れる傾向があります。
独立には個人の考え方やメリット、デメリットがありますので一概には言えませんが。
金銭面・働きやすさ・仲間がいる・将来の病気やケガなどで働けなくなった時の備えという面で独立よりも古川電気にいたほうが安心だ、と思ってもらえるような環境づくりに努めていきたいと思っています。

長々となりましたがこのブログを読んで少しでも興味を持ってくれる人がいると嬉しいです。ここまで読んでいただきありがとうございます。